Sachic-View

日々の出来事、出会った風景などをとおして、感じたこと、思ったことなど・・・  つづっています

 


夢想

 

5〜6年前のことになりますが

世田谷区の美術大学というのに参加していた時に

葉っぱのワークショップがありました。

 

鉛筆で葉っぱを細かく描きこむのですが

秋も終わりの頃で

虫食いの穴のたくさんあいた落ち葉を

描いていると・・・

 

穴ぼこは海に浮かぶ島々に

葉っぱの表面の濃淡は

海の深さが場所によって異なる感じに

見えてきました。

 

そのイメージも形に残そうと思い

私の空想上の葉っぱは

ブルーの海と樹々の茂る島々に色付けし

最初に描いたモノクロの葉っぱとセットにして

『 the Leaf Islands 』という作品にしてみました。

 

何かをじっと観察していると

いつの間にやら

いろんなことに思いを巡らせてしまうのは

どうやら私の癖のようです。

 

 

2016.12.21

 

 


シクラメンの葉

 

いただいたシクラメンで

葉っぱの練習。

 

しかし、簡単に描ける植物などないですね。

 

このように模様が複雑であれば

細かな情報を描きこむ必要があるし

ニチニチソウのような一見単純な葉っぱは

フラットな面をきれいに描けることが必要になる。

 

どちらにしても、たった1枚の葉も丁寧に描きこむと

愛着がわくものです。

 

葉っぱを何日も観察し続けていると

手の平にのるような1枚の葉っぱに

大きな世界を感じてしまうのです。

 

 

2016.12.16

 

  


ボタニカルアート的観点

 

リンゴを描いた際、切った直後のフレッシュ感を出したくて、最初はもう少し白っぽく、維管束(断面にうっすら走るスジ)は2本程度しか描いていませんでした。

 

先生からのアドバイスは、維管束をもっと描いた方がよいということ。

 

維管束とは栄養を運ぶ通路で、リンゴの実が成長するためには不可欠な組織だ。人間でいうと血管のようなもの。つまり、そこを表現しないでは、リンゴの実が

どのようにして大きくなっていくのかを説明できていない

ということなのだろう。

 

 アジサイの表葉の際、私は葉っぱの練習だということで

葉脈を一生懸命観察して描きましたが、

葉の付け根に関しては、切った状態をそのまま描きました。 

 

先生からは、どのように茎とつながっていたかを

きちんと描いた方がよいというアドバイス。 

 

ボタニカルアートを始めるにあたり、準備物の中にルーペがあります。

目視で見える範囲の観察ではなく、ルーペで観察するということです。

 

つまり、自然に見えている状態の植物を描くだけでなく、

要所要所に科学的説明がなされていることが

重要なようです。 

 

ボタニカルアートは科学と芸術の融合と言われますが

感覚的美しさに植物学的正確さが裏付けられていないといけないのでしょう。

 

 

2016.12.12 

 

 


季節はずれの・・・

水彩画 ボタニカルアート ニチニチソウ

 

ニチニチソウは夏の花なので

今はもうこんな風に咲いていないのですが

展示会のバタバタの中でUPすることができず

今更ながらのお披露目です。

 

今までは、部分部分を描いてきましたが

ここで初めて花・蕾・葉・茎・種さやと

ニチニチソウの種(しゅ)を表す全体像を

描いたわけです。

ようやくボタニカルアートっぽくなってきました。

 

実際には、萼や根など、描く要素はまだあるのですが

どこまで情報を描きこむかは

描き手の嗜好にまかされるようです。

 

科学的資料としては当然これでは要素が足りないのですが

私は、アート的な植物画を描きたいので

こんな感じです。

 

実際、ニチニチソウを描き始めて間もなく

自分が本物のニチニチソウより

描いているニチニチソウをかわいいと思っていることに気づきました。

 

紙に水彩絵の具で描くということは

紙特有の繊維の毛羽立ちや質感

水彩絵の具特有のにじみやぼかしなど

やっぱり画材の特性があり

私はきっとその手作り感が好きなのだと思います。

 

 

2016.12.6

 

 


展示会を終えて ― 小花をモチーフにした絵付け展 ―

 

11/25〜27の3日間、Atelier-Sachic教室展が盛況のうち終わりました。

年末のご多忙の中、ご来場いただきました皆様には心から御礼申し上げます。

 

初めての教室展ということもあり、半年前から本格的に作品制作指導に取り組み、生徒の皆さんは各々今の精いっぱいを表現してくれました。

 

通常のレッスンでは、基本的なストロークを習得するため、カリキュラムにしたがって小花から学んでいただいているのですが、展示会という機会に、それらのスキルを活かしたオリジナルの作品を作っていただくことにしました。

 

モチーフ的には既定の小花を使用しているにもかかわらず、デザインや色にこだわっていくことにより、見事に生徒さん全員全く違う作品になり、個性ある作品の数々は、お客様にも深く関心を持っていただけたようです。 

 

また、透明感ある上絵付けの繊細さに驚かれることも多く、知っていただく機会をもつことの大切さもあらためて感じました。

 

今回、スカンティップスの石井先生(恩師)にも特別にご出展いただき、新作のブーケ他、有田やガラス器に絵付けをほどこした作品を展示することができました。

 

もちろん、技術的には最高峰の作品なのですが、作品の根底には、シンプルなストロークと美しいグラデーションという私達が学ぶべき共通した理念があり、それを極めることこそ、この絵付けの神髄であると再認識しました。

 

期間中には、石井先生もご来場いただき、今回の展示会の企画方針や生徒さんの作品完成度にも評価をいただき、私自身も指導していく上での大きな自信になった気がします。

会場の雰囲気はとても和やかで、お客様の眼差しの奥に♡があるような、素敵な時間をいただきました。

本当にありがとうございました。

また、お会いできる日を楽しみに、生徒の皆さんとともに、一歩一歩あゆんでまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

 

 

2016.12.1

*生徒さんの作品は、絵付け教室【 生徒さんの作品ご紹介 】に掲載しております。


虫めがね

 

虫めがねを購入する。

 

これまでは、肉眼での観察と

カメラで撮影した画像にて

なんとかクリアしてきたボタニカルアートだが

限界を感じてきた。

 

ニチニチソウは

葉の付け根から複数の花芽が出ており

デッサンの際に注意しているつもりでも

筆で描く際に

わずかな曖昧さが仇となる。

肉眼では年齢的な問題なのか

いくつも出ているグリーンの突起を

きちんと判別することが難しく

それでは画像で確認してみようと

カメラで撮影するも

私のカメラではそこまで接写でピントがあわず

対象がこんなに近くにあるのに

匙をなげることになるのだ。

 

虫めがねで見ると

そのあたりの問題がクリアされた。

 

それと同時に

虫めがねでようやく確認できることを

筆で描く

ボタニカルアートの細かさに

少し恐怖を感じる(笑)。

 

 

2016.10.23

 

  


赤い花

 

まだ描きかけです。

 

赤いニチニチソウが咲いたので

まずは、花からせめてみました。

 

葉っぱは、せめいてる途中です。

 

絵付けの方が忙しくて

少し私自身はエネルギー不足なのですが

鉢の花が元気なうちに描かねばならぬ・・・。

 

 

2016.10.20

 

 


小花をモチーフにした絵付け展

 

来月、11/25〜27に、はじめての教室展を行います。

 

テーマは『小花をモチーフにした絵付け』です。

 

Atelier-Sachicでは、ベーシックレッスンとして

まず最初にお魚、そして小花を学びます。

テーマの “小花” とは、ベーシックレッスンで学んだお花を

さします。

 

・描く白磁は、全員同じ、プレートとC&S

・モチーフは小花

という縛りをあえて設けることで

デザインや、色合いによる個性が際立つのではと考えたことと

学んだ小花をモチーフにすることによって

初心者の方でも取り組みやすいと思い

企画しました。

 

生徒の皆さんは、オリジナルの作品を作るのはほぼ初めてです。

 

私と、作品の完成形イメージをを共有するために

デザイン画も描いていただきました。

きっと、色鉛筆でデザイン画を描くこと自体初めてだと思いますが

各々が、作りたいイメージを伝えてくださいました。

 

 

それから、数か月・・・。

 

今は完成に向けて佳境に入っています。

 

頭のイメージを、作品にする作業は、大変なことも多いけれど

時間をかけて頑張った成果を手にした時

必ず達成感と喜びがあります。

 

皆様にお披露目するその日を夢見て

ラストスパート頑張ります!

 

*展示会の詳細は、『展示会のご案内』のページにUPしております。

 

 

2016.10.12 

 

 


太陽のチカラ

 

晴れた日には

すかさずベランダの一番陽のあたる場所に

鉢を移動すること2週間

 

ニチニチソウの第2弾開花が始まりました!

 

10月というのに気温が高いのも手伝って

1日の成長がものすごいです!

 

 

2016.10.5


白い花

 

9月は雨や曇りが多くて

すっきりした晴れの日が少なかった。

 

ニチニチソウを買って

すぐに1週間ほど家を空け

出かける前に水をやった鉢の表面が

帰ってきてもしっとりしているほど

雨ばかりだった。

 

買った時に咲いていたお花は

すべて落ち

“ 帰ってきたらお花を描くぞ ”と

意気込んでいたのに

花がないのだからしょうがない。

 

最初に撮影していた写真で

花びらの練習です。

 

白い紙に白い花を描くというのは、

白い磁器に白い花を描くのと同じで

影をどう描くかが肝になる。

 

つけ過ぎると

汚い花になってしまうし

つけなさ過ぎると

何を描いているのかわからない。

 

つけるべきところに

きちっとつける

勇気が大切な気がする。

 

 

2016.10.2 

 

 


アジサイの葉 裏

水彩画 ボタニカルアート アジサイ 葉

 

前回は、アジサイの葉っぱの表面を描きましたが、

その後、茎とつながった状態の

裏葉も描きました。

 

表葉で少しくたびれてしまったので、裏葉を描く時は少しで描く面積を減らしたく、ちょうど真横から真半分の面積が見える角度で観察。

なので、ちょっと不自然です(笑)。

 

向こう側の表葉と手前側の表葉が微妙に見えている状態は描きにくく

描く面積を減らしたことが、かえって苦労することになったかもしれません。

 

急がば回れなのですね。

 

  

2016.9.14

  

 


ニチニチソウ

 

ボタニカルアート、次の課題はお花。

 

今の時期はお花が少ないし

開花時期が比較的長い鉢花の方が

初心者のボタニカルレッスンには向いているので

ニチニチソウをすすめられる。

 

ニチニチソウは散歩していても良く見るけれど

正直、あまり興味をもったことがない。

 

お花を目の前にして

描くテンションが上がらなかったらどうしよう・・・

と思いつつ

お花屋さんに注文していたものを受け取りに行く。

 

色は白、ピンク系、ラベンダー系、赤系と

5〜6種類あった。

その中から自分の好みを3つ選ぶ。

 

翌日、鉢に寄せ植えしてみた。

 

かわいい。

 

わたしは、なにか誤解をしていたようだ。

ごめんなさい、ニチニチソウさん。

きっとかわいく描いてあげます。

 

 

2016.9.12

 

 


アジサイの葉 表

水彩画 ボタニカルアート あじさい 葉

 

リンゴを終了すると

次の課題は葉っぱ。それもアジサイの葉だ。

 

アジサイの葉は葉脈(主脈・側脈・細脈)が

はっきりしているため

それらで囲まれたエリアが微妙に隆起している。

そのため、一つ一つのマスに微妙な陰影ができるため

たった1枚の葉っぱを描く労力が半端ない。

 

しかし、これもトレーニングと思い

真摯に取り組んでみました。

 

観察をしっかりし、デッサンをきちんととっていれば

アジサイらしい葉っぱにはわりと早めになります。

 

だけど、それはまだ2次元のアジサイ。

 

更に、更に、更に、更に筆を加えていくと

ある時、突然、紙の上に立体的なアジサイの葉っぱが現れます。

 

リンゴのような、奥行きのある立体ではないけれど

それでも、葉っぱには葉っぱの厚み、でこぼこ感があって

そのものらしさがあります。

それが、「存在する」ということなのかもしれません。

 

 

2016.8.26  

 


上絵付け絵の具の色見本

上絵付絵の具の色見本
上絵付絵の具の色見本

 

こちらは、上絵付け絵の具の色見本です。

 

水彩絵の具ほどではありませんが

パレットの絵の具と

焼成後の色には変化があるので

こちらも色見本は必須です。

 

私の色見本はわざわざ球体を描いています。

 

ワンストロークのグラデーションと

球体をえがいた時の雰囲気がぱっとわかるように

こんな風にしています。

 

 

2016.8.16 

 


水彩絵の具の色見本

水彩絵の具Winsor&Newtonの色見本
水彩絵の具Winsor&Newtonの色見本

 

水彩絵の具の色見本を作りました。

 

チューブの絵の具を

パレットに充填させ使用するのですが

水を含んでいない状態の絵の具は

ものすごくダークで

パレットの絵の具の色と実際に描いた時の色とは

あざやかさがまったく違います。

 

水彩画歴も長くなれば

描いた時の色が頭にインプットされるのだろうけど

今はまだ、描きたい色を作る時には

色見本を見ながら調合するという感じです。

  

 

2016.8.14

 


アートアクアリウム

 

水をみていると

すこしは涼しく感じる

 

 

2016.8.7


りんごの断面 2

 

りんごの断面を描く過程で

新たな発見がありました。

 

リンゴの実の下の部分を観察していると

乾燥した雄蕊っぽいものや

緑っぽい平たいものが重なっているのを見つけました。

 

実の下に花が咲いていたのだろうか?

だとしたらリンゴの実とは、何が膨れているのだろう??? 

 

ベランダで育てたプチトマトは

軸(果梗かこう)があって、萼(がく)があって、

実があり、おしりはつるんとしていた。

いかにも、花が終わって、実がなるという感じ。

 

これに対し、リンゴは、軸(果梗かこう)があって、

実があって、おしりに萼っぽいものがある。

どうも順番がおかしい。 

 

言葉ではわかりづらいので、リンゴの花の簡略図を描きました。
言葉ではわかりづらいので、リンゴの花の簡略図を描きました。

あらためて調べてみると・・・

 

萼の下にある花床が子房全体を包み込み

その後、花床が肥大化し果肉となっているのが

リンゴだということ。

つまり、子房と、花床の2重構造で、

おいしく食べているのは花床という場所だ。

 

ナシも同じ仲間で、

こういう子房と萼の位置関係を子房下位というらしい。

  

トマトは花床や萼の上に子房があるので

子房上位というらしい。

果物で言えば、柿もそう。

食べているのは、肥大した子房である。

 

しかし、半世紀近く生きてきて

何度となくリンゴを食べてきて

萼と実の位置関係を一度も意識したことがなかった。

 

花床なんて単語を今まで使ったことがないけれど

リンゴの構造を理解するには、避けて通れない。

 

ボタニカルの教室に行くと

先生を初め植物に詳しい先輩方のお話には

私の知らない植物用語が時々登場する。

 

成長過程の特徴や

それぞれのパーツの持つ機能が違うのだから

細分化した名称を用いざるを得ないというわけだ。

  

リンゴの断面を描いて以来

スイカを見ても、キュウリを見ても

ひっくり返しておしりを見てしまうのである。

 

そしてなによりも、来年の5月にはリンゴの花を見に行きたい。

 

 

2016.8.3


りんごの断面 1

水彩画 ボタニカルアート リンゴ 断面

 

先日のリンゴの断面です。

 

リンゴを半分に割ってみると

種の周辺部分にカビがはえており

描ける様子ではなかったので

同品種の別のリンゴの断面と

2個並べて観察しました。

 

もちろん、新しいリンゴ1個を

そのまま描いても良かったのですが

時間をかけて描いた最初のリンゴの姿を

せめて果肉だけでも残したい気持ちにかられ

果肉と種周辺は2個のリンゴを合成した絵ということになります。

リンゴとはいえ、一緒にいる時間が長いと

愛着がわくんですねぇ。

 

リンゴの断面は、切ったその瞬間から酸化していくので

まずは切り口を塩水に浸し、酸化を少しでも遅れるようにします。

 

色が変わる前に描き切るぞと意気込んだものの

スローペインターの私は描き切れず

日差しが陰った時点でタイムアウト!

 

翌日、最終仕上げ。

より細かい情報を描き入れて完成です。

しっとりした切り口を意識して描いてみました。

 

 

2016.7.31

 


真夏の雪

 

秋の教室展まであと4か月。

 

生徒さんの進行状況が遅れ気味なので

自分の作品は早め早めに完了するよう

スケジューリング。

 

以前、描いたクリスマスのシリーズに

今回は、C&Sを新しく加える予定です。

 

完成までに恐ろしく手間のかかるシリーズですが

この手間こそが手作りの作品の真骨頂のような気もします。

 

梅雨も明け、青い空に入道雲。

戸外は30度を超しています。

汗ばむ腕で雪を描く夏です。

 

 

2016.7.30


朝のリンゴ

水彩画 ボタニカルアート リンゴ

 

前回、デスクライトの光のもと

ダークなリンゴに仕上がったため

今回は、自然光のもと

さわやかなリンゴを目指した。

 

北側の窓は1日を通しての光の変化が

比較的少ないので

モノを描くのに適しているとの

お話をうかがい

普段、絵付け作品を描いている部屋で描く。

 

ただし、デスクの配置は変えられないので

可動式の絵付け用焼成窯の上にリンゴを置き

ハイライトが適切な場所にあたるよう移動する。

 

窯はデスクより高さがあるため、

前回に比較すると

リンゴを横から見た感じになる。

 

やっぱり、自然光だとかわいらしい。

このリンゴの一番きれいだと思う部分の色を

とにかく大切に守ろうと思う。

 

ボタニカルアートは

描く対象が手に届くところにあるので

パレットで作った色が本当に実際の色に近いか

試し描きを照らし合わせながら

調整することができる。

 

リアルさを追求する中で

色々な発見があり

もう少し、もう少し・・・とやっていくと

あっという間に時間が過ぎるのだ。

 

 

2016.7.17 

 

 


南桂子展 風のあわいに

 

銅版画家 南桂子の展覧会です。

 

平面的な描写が

素朴でありながら

繊細で 

 

記憶の奥の

あたたかいような、せつないような世界に

静かに移行してしまうような感じで

見入ってしまいます。

 

こちらの美術館は

ヤマサ醤油の開設する美術館ということで

併設するカフェで

マーブル醤油アイスをいただきました。

こちらもおいしかったぁ。

 

 

会期 : 〜8/16(火)

会場 : ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

      東京都日本橋蛎殻町1-35-7

 

 

2016.7.15


夜のリンゴ

水彩画 ボタニカルアート リンゴ

 

梅雨の真っただ中、リンゴを描き始めた。

 

昼間なのに暗いなぁ〜と

デスクスタンドをつけ

 

壁紙も天井も白を基調にしている我が家は

様々な方向からの反射が多いのが気になり

レフ版で余計な反射をカット。

 

白のレフ版だと反射が強すぎると

黒のレフ版に変更し

ようやく安定して描き始めることができた。

 

夜になり、

“続きは明日にしよう!”と

筆をおく。

 

翌日は、晴れ☀

 

“あれ〜、リンゴの色が違う!”

 

自然光だけで見たリンゴは

昨日よりかわいらしい色なのだ。

 

とはいえ、水彩画の場合、いったん暗めの陰影をつけ始めたら

明るめに戻すのは難しい。

陽が入りやすい午前中はあえて描くのをやめ

少し暗くなってから、

デスクスタンドをつけ、昨日と同じ環境を作る。

 

そうして出来上がった私のリンゴ。

普通の静物画とは異なり

テーブルやテーブルに落ちる影は描かないルールなので

浮遊感がただよう。

 

宇宙に浮かぶ惑星リンゴ星。

 

 

2016.7.4 


オリヅルランのお花

ボタニカルアート オリヅルラン

 

5月よりオリヅルランのお花が咲き始め

2か月の間に蕾からお花、

お花が枯れて種になる様子が観察できました。

 

このオリヅルランとは15年くらい一緒にいますが

こんなに観察したのは初めてです。

 

冬に描いていたオリズルランの絵に

新しく伸びたランナーと花の様子を描くためです。

 

実はこのオリズルラン、元株はものすごく巨大で

直径40センチの鉢にわっさわっさ植わっています。

そこから伸びるランナーも1メートルくらいあり

いつもはベランダに垂れて余りあるので

伸びてくると、短めに切っていました。 

 

今年は、お花の様子を観察するために

伸ばし放題にしていると

伸ばした先にはいろんなドラマがあるものです。

お花って、こうやって生まれ終わっていくんだぁ・・・と

目から鱗です。

 

きっと生物の授業でずっと昔に習っていることなのだけど

勉強として覚えるのと

描くために観察するのでは

情報量が雲泥の差なのです。

 

本来のボタニカルアートの考えでいくと

元株からどのようにランナーが伸びているのかも

描くと良いのですが

初めての作品ということで

今回はこれにてオリズルラン卒業。 

 

 

2016.6.30 


初夏

 

1年ぶりの北鎌倉。

 

6月の土曜日に来てしまった。

 

電車のホームはすでに乗る人、降りる人で

ごったがえしている。

その先に目をやると

ここは原宿か!と見まがうばかりの人、人、人。

 

アジサイで有名な明月院などは、

山門からずーっと離れた通りに

最後尾の表示を持つ警備の人が立つ始末。

 

ゆったりとした静寂とのどかな空気はどこかに行ってしまったようだ。

 

アジサイを見ているのか、

人混みを見ているのかわからない雑踏から抜け出し、

線路を挟んで反対側のお寺さんに北鎌倉らしさを求めて足を運ぶ。

 

先ほどまでの喧騒とは一転

山の茂みから吹き降りてくる風はひんやりとして心地よく

時折、ウグイスも鳴いている。

 

「あ~~~、これだわぁ。」としみじみ思う。

 

 

2016.6.19


西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展

 

フランスの伝統的コットンプリント、トワル・ド・ジュイの展覧会に行ってきました。

田園風景をモチーフにした精密な銅版プリントが代名詞的イメージなのですが、グッズ売り場で私が手にしたのはすべて木版プリントのカラフルでデザイン化された文様の数々。

好みがでますね!

 

 

会期 : 〜7/31(日)

会場 : Bunkamuraザ・ミュージアム

      東京都渋谷区道玄坂2-24-1

 

こちらが代表的なトワル・ド・ジュイのイメージ
こちらが代表的なトワル・ド・ジュイのイメージ

2016.6.16


球体を描く

 

透明水彩のボタニカルアートをはじめて半年。

色のつけ方も山場。

描きに描きました球体。

 

1回付け〜10回付けまで

光を意識しながら陰影をつけていきます。

 

主に使用する技法はWet on Wetという方法で

描くエリアを先に筆で濡らし、

その上に色をのせていきます。

 

簡単にいえば

10回色をのせるためには

濡らす → 色をのせる → 乾かす の工程を

10回繰り返すということです。

 

使用している紙は、アルシュ紙。

こんなに高い紙がるんだぁ!と最初は驚いた高級紙ですが

濡らす、乾かすを何度となく繰り返すこの技法を実際にやってみると

きちんとした紙でないと耐えられないなぁ・・・

というのが率直な感想です。

 

紙のたるみを極力なくすために

水張り(板状のものに用紙を固定する)もします。

  

紙の湿らせ加減によって

絵の具の粒子の広がり方は異なるため

何回も練習するうちに

どんなふうに紙を濡らし、

どのように、絵の具のついた筆をおけば

思うような色付けができるか

少しづつわかってきたような気がします。

 

次回はいよいよリンゴを描くようです。

 

 

2016.5.31 

 

 


好きな色ってなんだろう?

 

展示会での作品つくりを前に

どこかに自分らしさを入れてほしいと

生徒さんにお伝えしています

 

たとえば・・・、色

 

技術的にはベーシッククラスの方でも

色は自由に選択できるので

好みを反映させることができます

 

ただし、色って奥深くて・・・

 

単色で好きな色も

お隣にくる色によって表情が変わりますし

単色ではそんなに好みでない色でも

組み合わせによっていい味を出してくれることもあります

  

そして、絶対的に美しい色や

正しい色なんてないのだから

漠然とした自分の色の好みを

あらためて見つめ直してみることも大切です

 

キーになる色を見つけたら

サブになる色を探る

その繰り返しです

 

そうして描いた作品は

たとえシンプルであっても

自分らしさが反映されるし

そんな風に思いを巡らすこと自体が

創作の第一歩な気がします

 

 

2016.5.23 


黄色のアーチ

 

蜜をすう昆虫は黄色い花が好きだそう。

 

春になると、黄色の花が増えるけど

虫さんを呼んでいるんだね。

 

 

2016.5.8


春爛漫

 

デンドロビュウムが咲き始めました。

たくさん花芽がついているので

今年は今までで最高に咲きそうです。

 

10年前に購入した鉢を

4年前にお花屋さんで株分けしてもらい

昨年は自分でもチャレンジ。

 

一つの鉢が、今では4つに増えています。

 

そのすべてに花芽があるのですから

 

本当に育てやすい植物です。

 

 

2016.5.5


自転車に乗って

  

都内でレンタサイクル事業が増え始めたのは

この2〜3年だと思いますが、利用するのは初めて。

 

台東区運営のレンタサイクルだと

1日借りても¥300.

駐輪場のおじさんのいうところ・・・

利用者の半分くらいは外国人観光客らしく

これは、SNSの影響大ですね。

日本人の場合、営業の外回りで使用する人も

多いそう。

 

 

たしかに、夏場などは、

スーツ姿で駅から遠いお客様を訪問するのは、

汗だくになり、大変ですし

1駅、2駅違いなら、自転車でまわれれば

本当に効率的ですね。

 

私の場合

旅先では、自転車を借りることは結構あり

ペダルを踏みこみ風を切っていると、

その土地を体験している感が盛り上がるのです。

 

 それは、歩くよりも広範囲を動くことができ

車よりも、じっくりと自分の速度で走ることも停まることもできる、

その絶妙な利便性が

自転車好きの私にはちょうど良いのです。

 

浅草から蔵前まで、

神社にまいったり、

地元の方に紹介されたお店でお昼を食べたり

行きたかったお店に立ち寄ったり

お土産を買ったり

東京に住みながら、まさに観光客です。

   

次回は、河童橋、浅草橋も旅してみよう!

 

 

2016.4.27

 


さよなら 馬事公苑

 

八重桜は開花時期が遅いので

藤やバラの花の開花と重なると

彩りがとても華やかだ。

 

馬事公苑の八重桜は 

今年で見納めとなる。

 

2020年の東京オリンピックの会場に決まり

来年より大規模工事が始まるためだ。 

 

それにしても、ここの八重桜は

都内でも屈指の見事さだと

今日、またあらためて思いました。

 

オリンピック仕様になっても

この桜たちを残しておいて欲しいと

切に願います。

 

 

2016.4.20


オリヅルラン その後

 

以前ご紹介したオリヅルランのデッサン

第一段階、完成しました。

 

もう少し、暖かくなると

小さな白い花をつけるので

その頃また、続きを描くとよいらしく

今は、中途完成です。

 

というわけで、

ボタニカルアートとは

1年を通して

その植物の変化を観察し描きたしていく

気の長い作業になりまする。

 

 

2016.4.11


ひんやりとお花見

 

今年の東京の桜は開花の知らせがあってから

思いがけず寒い日が続いたため

満開になるまで少し足踏みをしていました。

 

見頃となった週末も、

霧雨のようだったり

寒かったりで

 

敷物を広げてのんびりとはいきませんが

しっとりした桜も

美しいものです。

 

*手前は源平桃です

 

2016.4.6


ガレの庭

 

エミール・ガレの作品展が開催中です。

ガラス作品は、光の具合によって色合いが変わるので

360°じっくり鑑賞してきました。

やっぱり、ガレはときめきます!

 

今年は、夏にもサントリー美術館でガレ展が開催されます。

新たな切り口で展示される作品群が

今から楽しみです。

 

会期 : 〜4/10(日)

会場 : 東京都庭園美術館

      東京都港区白金台5-21-9

 

 

2016.4.1


没後100年 宮川香山展

 

実におもしろい!

 

陶芸の名手・初代 宮川香山の没後100年を記念した展覧会が行われています。

一つの作品の中に散りばめられた、超絶技巧の数々は目を見張るものばかりです。一生涯にこれだけの数の作品を生み出した人間のエネルギーが会場内に充満しています。

 

会期 : 〜2016.4/17(日)

会場 : サントリー美術館

      東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

 

 

2016.3.27


藤井紀子 ボタニカルアート展

 

美しい色彩で、植物の質感を細密に描きこんだ作品の数々。

イキイキした表情に、ただよう空気感さえも感じます。

作品ごとにチョイスされた額装も素敵です。

*昨年末より習い始めたボタニカルアートの先生です。

 

会期 : 2016.3/10(木)〜3/16(水)

会場 : Gallery Concept21

      東京都港区南青山3-15-16

 

 

2016.3.12

 

 


 

春はやっぱり梅ですな。

 

しばらく続いた地味目な景色を

満開のお花たちが

一気に模様替えしてくれます。

 

 

2016.2.26


オリヅルラン

 

オリヅルランをデッサンしています。

 

オリヅルランは元の株から

ランナーと呼ばれる細い茎が伸び

その先に子株がつき

どんどん株が増えていく生命力の大変強い植物です。

子株にもしっかりした根がついているので

ランナーを切って植え替えたり

水に差しておくと

枯れることなく

またどんどん成長していきます。

 

植物を細密に描くにはそれなりに時間を要するので

枯れたり、散ったりしない、

時間の経過に影響を受けにくい植物を

まずは選んでみました。

 

デッサンをしながら、あらためて気づいたのですが

描いていると、自分の心が静まり、無の境地になっています。

写経ってこんな感じなのかな・・・と思うくらい。

 

目の前に描く対象、ゴールが存在しているので

すこしでもそこに近づくために

観察 → 描く → 観察 → 描く の繰り返しです。

 

極細のシャープペンシルを使用しているので

面が一挙に埋まることもなく

ただただ線の連続で面を表現し

濃淡をつけます。

 

1時間2時間はあっという間に過ぎてしまいます。

 

陽が傾き、光の角度に変化がおきてきて

陰影の具合が変わってきたことに気づき

“あっ、そろそろやめないと・・・” といった感じです。

 

また後日、シャープペンシルと消しゴムを手に

続きを描くといった具合。

 

単純な作業ですが

根気よく続けていけば

必ずよくなっていくのも

心の安らぎなのかもしれません。

 

 

20162.24 

 

 


イングリッシュ・ガーデン

 

汐留で開催中のイングリッシュ・ガーデン展に行ってきました。

 

キュー王立植物園所蔵のボタニカルアート、

植物を着想源としたデザイン・工芸品の展示です。

 

これまでも、このような展示会には足を運んでいますが

自分がボタニカルアートを始めてみると

鑑賞の仕方がより深くなるような気がします。

 

会期 : 2016.1/16(土)〜3/21(月)

会場 : パナソニック汐留ミュージアム

      東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F

 

 

2016.2.20

 

 

 


フローラ・ダニカ展 第三章

 

CRESTIPSによるフローラダニカ展が、下記の予定で開催されます。

フローラ・ダニカのエッセンスに伝統とモダンを巧みに融合させた

器の祭典です。 

 

会  期 : 2016年2月19日(金) 11:30〜18:30

会  場 :AQUAVIT

         東京都港区北青山2-5-8 青山OM-Square1F 

 

 

2016.1.24

 

 


探究

 

昨年暮れから、水彩画のボタニカルアートを学び始めました。

植物の種(しゅ)を、正確に写し取ることが大前提ですから、

かなり詳細に描きこみます。

よりリアルで美しい作品を仕上げるには

20回くらい色を重ねることもあるらしく、

完成する頃にはその植物のことを熟知できそうです。

 

絵付けでも植物は様々な形で描きますが

絵の具の特性、焼成回数の制限などもあり、

何度となく繰り返し筆を重ねることはできません。

それゆえ、シンプルで美しい筆さばきが重要で

そこに潔さやすっきり感があり

手描きの暖かみも感じさせてくれる気がします。

またデザイン化されたお花たちは

刺繍のようなかわいらしさも持ち合わせています。

 

植物をいろんな形で表現していく中で

相乗効果が生まれ、私の中で化学反応がおこる予感がします。

新しいことを吸収できることにワクワクしている新年です。

 

まずは、鉛筆で静物デッサン。

ハスの花托です。

 

春くらいには筆で描いているかなぁ・・・。

 

2016.1.21