![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=333x1024:format=jpg/path/s778f26473f922bf6/image/i02da0eb33675d38b/version/1616548031/image.jpg)
まずはデッサンです。
花が咲いているうちに
花の色付けまでは進みたいので
急げ!急げ!です。
基本的にはそのままを描きますが
葉っぱの広がり方が必ずしも
絵としてバランスのよいわけでは無いので
空白エリアには葉っぱを加えて
間延びしないようにします。
ただし、バランスを整えたいからと言って
“そんなところから葉っぱは伸びないよ”
という場所には加えることはできないので
やはり、『どのようにバルブが伸びて葉っぱがつくのか』、
構造的なことを理解しておかないといけません。
花については、昨年シンビジュームを描いた際に
花の構造を調べて理解したので
今回はなんとなく懐かしい感じです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=333x1024:format=jpg/path/s778f26473f922bf6/image/iaca7c59b0afd84d1/version/1549444868/image.jpg)
デッサンが終わるとトレースして
水彩紙に写します。
引き続き、花の色付けです。
右半分にトレーシングペーパーをのせているのは
花の色付けをしている時に
右半分がこすれて汚れるのを防ぐためです。
ボタニカルアートでは背景に色を塗ることは
基本的にないので
白い紙に白い花を描くのは大変気を使います。
紙の色は白と言っても少し黄味を帯びています。
このカトレアの花は、実際には紙の白よりも白いのです。
普段は徹底的に実物に色を合わせにかかりますが
透明水彩では紙の色よりも白くすることはできないので、
影を付けた後、一番明るい部分に
ごくごく淡いイエローをのせて紙の白色との
差異を出してみました。
何はともあれ、お花がきれいに咲いている間に
お花の目鼻がついて一安心です。
2019.2.6