Sachic-View

日々の出来事、出会った風景などをとおして、感じたこと、思ったことなど・・・  つづっています

 


Merry Christmas

 

街のあちこち

クリスマスイルミネーションや

ディスプレイがほどこされ

気持ちを盛り上げてくれます

 

今年はいろんなことがあって

悲しみに寄り添って過ごすことも

多かったですが

1年の終わりに

華やいだ気持ちにさせてくれる

街の表情が

いつも以上にうれしく感じられます

 

来年も小さな幸せを

ひとつ、また、ひとつ

見つけられるといいなぁ・・・

 

 

2011.12.23

 

 


シベリアからの旅

 

東京も、このところ

グッと冷え込んできました

 

澄んだ夜空をながめると

いつも以上に星がまたたいて見えます

 

遠いロシア上空から

とうとう冬がおいでになった

と思うのです

 

 

2011.12.19

 

 

 


楽しさ いろいろ

 

写真を撮ることが好きで

こちらのページでもポチポチと

風景などUpしています

 

特にデジカメになってからは

撮影した瞬間に

どう撮れたかがわかるので

ノンストレスで楽しんでいます

 

絵を描くことは

写真とは違って

見たとき、感じたときから

絵が完成するまでに

タイムラグがあります

 

うまくいっている時は

その時間が楽しくてしかたない

うまくいかない時は

正直、くるしい・・・

 

それでもやめられないのは

 

写真には、いただく楽しみ

絵には、生み出す楽しみが

あるからです

 

 

2011.12.11

 

 


空中浮遊

 

 

クモの糸って

 

どんだけツヨイの~?

 

  

 

2011.12.7

 

   

 

 

 


水模様

 

昨日までの雨で

 

公園には束の間の水面がうまれ

 

幻想的な景色を

 

映し出していました

 

 

2011.12.4

 

 

 


♪ Ding Dong ♪

 

11月の “今月の一品” として紹介している

鈴懸けの木は

この時期、鈴玉のような房をたくさん揺らしています

 

山伏(修験者)の着る「篠懸スズカケ」という法衣には

胸元に鈴玉のような房飾りがあり

それが「鈴懸け」の名前の由来になったらしいのです

 

一般的にはプラタナスの方がなじみのある樹ですが

和名は、名称だけでなく

体を表すところがおもしろいですね

 

 

2011.11.23

 

 


arflex X 石井逸郎 (アルフレックスと現代絵付けの世界)

 

石井逸郎氏の美しい器と、

アルフレックス社のシンプルモダンなインテリア空間の

コラボレーションイベントが開催されます。

 

会期 : 12/1(木)~12/6(火) 11:00~19:00

会場 : アルフレックスショップ 東京

〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F 

Tel. 03.3486-8899

詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/news.html

 

石井逸郎:

絵付け教室スカンティップスの指導者であり、上絵付けを通して、他分野の作家との展示会や、プロのシェフによるお料理と器のコラボレーションなど、様々な提案をおこなっています(Crestips代表)

   

アルフレックス:

1951年にイタリアで誕生し、以後シンプルモダンな家具、空間設計、インテリアデザインを提案し続けています

 

 

2011.11.19

 

 


天高く・・・

 

ひこうき雲を眺めていると

のどかな気持ちになります

 

1万メートルも離れているので

飛行機の轟音も聞こえず

静寂の中を

白いラインが

すーーーーーーーーーーーーっと

伸びていきます

 

飛行機は目的地に向かって飛び

飛行機の中には

目的をもった人たちが乗っています

 

眺めている私は

ただただ眺めているだけです

 

そんなゆっくりとした時間の流れが好きです

 

 

2011.11.17

 

 


red mosaic

 

渋滞にまきこまれた車の窓から

カメラを向ける

 

連なる車のブレーキランプが

ミラー状の壁面に映りこみ

漆黒の闇の中

赤の波がうごめく

 

少し眠気がさめてきた

 

 

2011.11.14 

 

 


水滴のオーナメント

 

11月というのに

あたたかい雨が降りました

 

ミモザの枝には

雨のしずくがキラキラしています

 

 

2011.11.7 

 

 

 


気持ちをつつむ

 

フルートを吹く友人の

演奏会のプレゼントに

箸置きを贈る

 

リボンをほどき

箱をあけ

作品が見えたとき

どんな風に喜んでくれるだろう・・・

 

ラッピングは

作品登場のプロローグのようなもの

 

 

2011.10.27 

 


ひとすじの光

 

夕暮れの森には

 

やわらかな光が

たくさんの枝葉をすりぬけ

まっすぐに届く

 

偶然の美しさがあります

 

 

2011.10.19 

 

 


里山の秋

 

稲わらの干し方は

地方や農家さんによってそれぞれあるようで

こちらの田んぼでは

束ねた稲穂を4つずつ組み合わせ

ピラミット型に立てたものが

整然と並んでいました

 

標高が高く

田んぼの先に何も障害物が無いこの景色は

宇宙との交信をしているかのようです

 

 

2011.10.15

 

 

 


息づくイノチ

 

寒風吹きすさぶ山にも

森の足元では

スギゴケが次なる命をはぐくむ

準備をしています

 

生物にはそれぞれに適した環境があるのだぁ・・・と

つくづく思います

 

 

2011.10.10

 

 


透き通った気持ち

 

標高2480mの横岳山頂(八ヶ岳)は

すでに真冬の寒さで

カメラの金属部は氷のように冷たく

指はかじかんでしまいそうです

 

この日は山の斜面を上昇する風が

強く吹きあげており

新たな雲が発生しては流れて行き

ガスがたち込めたかと思うと

フワッと消え

広大なエリアで繰り広げられる気象ショウは

飽きることがありません

 

山頂にいる数名の人間と

それらを取り囲む数千数万の樹々たち

 

自然の一部になれたような気がします 

   

 

2011.10.9

 

 

 


木漏れ日の中で

 

穏やかな秋の風に

 

樹々が揺れると

 

光の粒も呼応する

 

まんじゅしゃげの紅色の絨毯が

 

ゆらゆらと呼吸する 

 

 

2011.9.29 

 

 

 

 

 

 

 


一日ソムリエ

 

ご近所の洋菓子やさんで行われている

紅茶とハーブティーのレッスン(*)に参加してきました

 

会場には

ベースになるお茶が10種類くらいと

ハーブやスパイスが10種類くらい並べられており

それを3から5種類ミックスして自分の好みを探るというもの

 

与えられたものを試飲するのではなく

自分で作っていくので当然好みがでます

 

私は酸味が強いものや

フレグランスのような香りは

食するには少し苦手なので

紅茶&スパイシー路線で

探求してみました

   

最初にそれぞれ単独の味や香りを試飲し

あとは、ミックスしていくのですが

積み木のように重なっていく組み合わせもあれば

ミックスすることにより互いを引き立てあう組み合わせも

あるそうです

 

まずは頭の中で

味のイメージを組み立てて

次に実際に茶葉をとり

お湯を注ぎ作ってみる

 

この実験のような作業が実に面白く

自分のイメージと現実が

かなり近いと“当たったぁ!”

という気分にもなります

 

香水にトップノートやラストノートがあるように

淹れたての湯気と一緒に香るものもあれば

飲んだ後に感じる香りもあります

 

そんな1杯のミックスティこだわる2時間半

楽しかったです

 

*Maison-romi-unieのteteria Lesson

 

 

2011.9.26 

 

 


静かな午後

 

真っ白なすすきが

 

北から降りてきた

 

乾いた風に

 

ゆっくりと揺れていた・・・

 

  

2011.9.24

 

 

 


色に関する考察 2

 

数年前にニュージーランドの南島に

氷河を見に行ったとき

まさに絵の具のような

淡いブルーグリーンの湖を見ました

 

氷河湖は氷河によって運ばれる岩石が

超微粒子となって水に溶け込んで

グレイっぽく白濁しているのですが

いざ太陽光が差し込むと

青色の波長が反射して

写真のような色に見えるのだそうです

 

私の使用している絵付けの絵の具はデンマーク製で 

クール系の色が充実しており

特にこの氷河湖のような

ブルーグリーン系のバリエーションは豊富です

 

デンマークには氷河はありませんが

その先のスカンジナビア半島は氷河で有名です

 

まだ見ぬ北欧の地に立ち 

自分の目で自然の色を確かめてみたいなぁ・・・

 

画材を通して

遠い北欧に思いを馳せるのです 

 

 

2011.9.17

 

 


色に関する考察

 

色鉛筆の整理をしてみました

   

24色セットで持っているのは

ドイツと日本の色鉛筆で

それに違うメーカーのものを

時々買い足しています

   

12色セットや24色セットは

そのメーカーの主力ラインで

そのメーカーの考える、これだけははずせない色なので

国やメーカーによって

色の傾向や、力をいれている色相に

違いがあるのがわかります

 

ドイツのものは深みがあって

なおかつ発色が鮮やか

暖色系が豊富 

 

日本のものは少し渋いけど澄んでいて

ブルー系によっている 

 

スイスのものはパステル調に強い・・・などなど

 

あくまで私の主観ですが、

それぞれに個性があり

それそれの国らしいなぁ・・・と感じます

   

その国の人が見てきた太陽や水や木や土の色が

その国を表現する画材のベースになっているのだと思います

 

 

2011.9.16 

 


時のうつろひ

 

このページの

時系列に並べられた写真を見返すと

太陽の光の変化に

あらためて気づかされる

 

春のやさしく儚げな

目を開けていることすらむずかしい

夏の強い日差し

 

カレンダーや時計の

無機質なカウントではない 

五感を通して感じる月日の流れは

私の呼吸にあっている 

 

季節と一緒に

思い出を胸につめこんで

四季のある国に生まれたことに

感謝する





2011.9.9




皇帝の愛したガラス 展

 

ロシアの国立エルミタージュ美術館のガラスコレクションから

約190点の名品が紹介されています

華麗でありながら、繊細で

人の手で作られた温かみや、かわいらしさも感じられます

技法や様式も多岐にわたり

バラエティ豊かなガラス工芸が楽しめます

 

まさに、うっとりする展覧会

見ているだけで、口角があがります

 

会期 7/14~9/25

場所 東京都庭園美術館

 

会場である東京都庭園美術館は東京都指定の有形文化財です。昭和8年に朝香宮邸として建てられたもので、館内はアールデコ様式の装飾が散りばめられています。この秋(平成23年11/1)より、リニューアル工事のためしばらく休館となるそうです。通常の展覧会では非公開の部分も含め、建物そのものをじっくり鑑賞する展覧会が下記の期間で行われます。リニューアル前の大公開、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

 

期間 10/6~10/31

詳細は http://www.teien-art-museum.ne.jp/

 

 

2011.8.31

 

 


楽園

 

ガラス越しに差し込む

陽の光をあびて

美しく咲くスイレン

 

時折、ポトッ・・・ と

サガリバナが着水する

 

静かな温室の中の

夢のような光景

 

 

2011.8.24

 

 

 

 

 

 

 


表現

 

稲穂の鳥よけのためだろうか

 

ずいぶんと派手なネットがかけられていた

 

ここまで主張があると

 

アートにすら見えてくる

 

 

2011.8.23

 

 


ガラスの記憶

 

絵付けの筆を洗う水入れに

モロゾフのプリンのガラス容器を使っている

かれこれ14年くらい使っているので

かなりの年代モノです

 

あるTV番組の中で

大阪の人のこのガラス容器再利用率はかなり高い

といっていた

 

偶然なのか

私がこの容器を使い始めたのも

関西人の両親と一緒に暮らしていた時のことです

 

ちょうどプリンをいただいたのか・・・

すでに母が何かに代用していたのか・・・

記憶は定かでないけれど・・・

 

それ以来

この容器は私の悪戦苦闘を

よく知っている

 

2011.8.16

 

 

 


ゴーヤ その後

 

上に伸びる勢いのすさまじさに

ただただ、毎日成長を見ていた日々も過ぎ去り

我が家のゴーヤにも実がつきました

 

実は、成長過程で

摘心(親ヅルをカットし、複数の子ヅルを伸ばす)

という作業をすると

葉がたくさんつくらしいのですが・・・

 

知った時にはすでに2メートル超えしていたので

後の祭り・・・

 

今年はゴーヤのグリーンカーテンを育てている家が多いので

よそ様のたわわに実るゴーヤを見ると

うらやましい限りですが

制約の多い環境でここまで育ってくれたのだから

この限りある収穫をおいしくいただくことにしました

 

どこの誰とも知らない昆虫さんが

せっかく受粉してくれたのだし

 

2011.8.11 

 

 


天然の集積回路

 

ベランダ菜園でルッコラを育てています

 

主役の野菜ではないけれど

ちょっと添えると

お料理をぐんと引き立ててくれます

また、採りたてのほうが

味も香りも濃いので

数年前から自家栽培です

 

ルッコラの種はゴマよりも小さくて

初めて植えたときは

あまりの小ささに

水をあげたら流れ出してしまうのではないか・・・

育ったとしてもスプラウト程度の

なんちゃってルッコラになるのかなぁ・・・

とか

心もとない気持ちでいっぱいでした

 

だけど

1ヶ月を過ぎるころから

ぐんと成長が加速し始め

収穫のころには

最初の種の大きさを忘れてしまうくらいになります

 

この一粒の種に

どれほどの情報が埋め込まれているのかと思うと

なんだかわくわくしてきます

 

*写真左の茶色の粒が種です

 

2011.8.5

 

 


もてなす悦び展

 

19世紀後半、欧米諸国では

ジャポニズムの影響を反映した

たくさんの芸術作品が生み出されました

 

この展覧会では、その中でも

陶磁器・銀器・ガラス作品など

暮らしに根ざした作品が展示されています

 

「日本」と「西欧」の間のボーダーが

薄れてきている現代においては

日本のモチーフやデザインが

ヨーロッパの感覚を通して表現された作品たちは

ふつうにカワイーと思ったりします

 

食器好きのお家に招かれた感覚で

気軽に楽しめる展覧会です

 

会期 6/14(火)~8/21(日)

場所 三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内)

詳細は mimt.jp/omotenashi/ まで

 

 

2011.7.30

 

 


モノと人の関係 2

 

年に数回

木製のテーブルにサンドペーパーをかけ

オイルワックスで磨く

 

結婚した時に思い切って購入した

無垢のウォルナットのテーブルです

 

無垢の木の自然のつや感が

もちろん好きなのだけど

経年変化が味になっていくことや

歳月をとおして

手をかけ、愛でる暮らしに

あこがれていたことも

購入の大きな動機です

 

このテーブルも

確実にわたしより長生きするのだ 

 

 

2011.7.29

 

 

 


モノと人の関係

 

雰囲気ある雑貨屋さんを見つけ

店内をのぞいてみると

食器から衣類まで

アンティークらしきものがならべられている

 

このお店

リサイクルのものや、リメイクしたものを扱っていて

思い入れがあるけれど

現在使っていないものを

大切に使ってくれる次の方へ

橋渡しをするお店らしいのだ

 

私の購入したこの小皿にも

持ち込まれた方からのメッセージが

添えられていました

 

 

ずっと以前に、

磁器のコレクターの方とお話をしていた時のこと

「本当にいいものは、長い歴史の中で

色々な人の手を渡ってきていて、

今は、たまたま自分が預からせていただいているだけ。

自分のものという意識はあまり無いんですよ。」

とのお話をうかがったことがあります

 

その当時は、自分の人生の時間を超えたところに

思いを馳せることのなかった私だけに

その言葉には、感銘と憧れを感じました

 

自分の生まれる前からあって

自分がいなくなった後も残るもの

 

今は、もっとわかります

 

私のそばにいる間

かわいがってあげたいと思います

 

*お店の名前は「PASS THE BATON 」です

 

 

2011.7.25 

 

 

 


アジアの夏

 

友人に誘われ

朝のハスの花を見に・・・

 

大きな葉の間からのぞく花は

神秘的で

包み込むような花びらは

リフレクターとなり

花芯を黄金色に輝かせている

 

このたたずまいが

植物以上の存在感をもって

遠い昔から

人々をひきつけているのは

うなずける 

 

 

 

2011.7.17 

 

 

 


美しいもの

 

剪定したゴーヤのつるが

あまりにきれいなので

写真に残しました

 

光の残像のよう・・・

 

 

2011.7.9 

 

 

 

 


感謝

 

昨年秋からはじめた、このホームページも

6月末に、1000アクセスを超えました

 

インターネットの世界では小さなことかもしれないけれど

私にとっては大きなこと

 

時間を見つけて遊びに来てくださる方

ネットサーフィンの途中で、偶然立ち寄られた方

きっかけは様々だと思いますが

本当にありがとうございます

 

初めて個展をしたのは2年前

 

作品をじっと見つめているお客様を見ていると

思い切って、作品たちを外に連れ出してよかったなぁ・・・と

思ったものです

 

ネットの世界は

相手の顔は見えないけれど

あの展示会の時のように

どこかで、誰かが、私の作品を、見つめてくれている

 

そのことは

やっぱり素晴らしい

 

Atelier-Sachicが

私と誰かをつなぐ

一つのきっかけの場所になってくれるよう

今後も、育てていきたいと思います

 

 

2011.7.6




新発見

 

桔梗の花は

幾度となく見たことがあるのに

 

つぼみが

こんなだって

知らなかった・・・

 

知らないのではなくて

関心がなかっただけかも・・・

 

子供のころから

自然は大好きだったのだけど

個々の植物に興味を持ち始めたのは

絵付けを始めてからかもしれない

 

だから

私の植物知識には

びっくりするような偏りがあります 

 

 

2011.6.30

 


Toshiro Ishii & Nicolai Bergmann EXHIBITION

 

石井逸郎氏の繊細なタッチで描かれた美しい器と、ニコライ・バーグマン氏のスタイリッシュな花々のコラボレーションエキシビションが開催されます。

この機会に、石井逸郎氏の絵付けの世界を垣間見てはいかがでしょうか。

 

会期 : 7/2(土)~7/5(火) 11:00~19:00(最終日は17:00まで)

会場 : Nicolai Bergmann Flower&Design 2F

〒107-0062東京都港区南青山5-7-2

Tel. 03.5464.0716

詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/index.html

 

石井逸郎:

絵付け教室スカンティップスの指導者であり、上絵付けを通して、他分野の作家との展示会や、プロのシェフによるお料理と器のコラボレーションなど、様々な提案をおこなっています

   

ニコライ・バーグマン:

確固としたスカンジナビアスタイルを活かしながらヨーロッパのフラワーデザインスタイルと日本の細部にこだわる感性や鍛え抜かれた職人技が一つに融合された作品を発表しています

 

 

2011.6.29

 


ジオラマ

 

新しいカメラには

ジオラマ機能がついていたので

広大な景色を

俯瞰で見れるような場所へ

行ったら

使ってみようと

思っていました

 

本城直季さんの

ジオラマ風写真が

数年前に話題になり

今では写真集や雑誌などでも

見かける

まるで立体模型やミニチュアを

写しているような

写真のことです

 

実家に帰省した際に山陰の旅を計画し

その中のお気に入りがこの写真

鳥取砂丘で撮影したものです

 

同じ状況でふつうに撮影したものと比べると

ピントが中心に集中し、そこから急激にぼけていたり

彩色は実際のものより、あざやかだったり

中心がほんのり明るかったり・・・

ジオラマ風に見える要素がいろいろ施されているようです

 

現実の景色ではないような、不思議な雰囲気をまとっているのに

なぜか心象風景のような、気持ちに語りかけるものがあります

 

人はモノを見る時

視界のすべてにピントをあわせるわけではないし

感動した光景は、あざやかに心に残ったりします

 

どこか心の目に似ているのかもしれません

 

 

2011.6.25

  


植物的勘

 

ゴーヤを育て始めて知ったこと

 

本葉が大きくなると

巻きひげを伸ばし

頼りになるものを探しはじめる

 

一人では立っていられないから

 

一度たぐり寄せたら

ぐるぐるぐると

らせん状に引き寄せ

自分のものにする

 

そのバランスのとり方は巧みで

きつからず・・・ゆるからず・・・

 

本能を感じる

 

 

2011.6.16

 


Who

 

可憐なあじさいに

カメラをむけると・・・

 

ちいさな昆虫が

ロッククライミング

 

けっこう大変そうです

 

 

2011.6.10

 


ノスタルジー

 

藤城清治さんの自宅スタジオ展に行ってきました

 

名前を知らない人でも

右の女の子を知っている人は

多いのではないでしょうか・・・

 

藤城さんの作品は

影絵というジャンルではあるけれど

中間色や淡い色が 

黒の強さを包み込み

やさしく、神秘的なところが好きです

 

作品の前に立つ自分は

あきらかに

幼いころの自分と

一緒に見ている気がする

 

おん年87歳

長い年月

制作を続けていらっしゃる方の作品には

不思議な力がある

 

*自宅スタジオ展は6/12までですが、

各地で原画展が予定されています

 

 

2011.6.8 

 


時空を超えて

 

ボタニカルアート展を見に

国立科学博物館へ・・・

 

私は子供時代を関東で過ごしていないので

科学博物館を訪れるのは初めてです

 

展示内容の興味深さもさることながら

それらが入っている器(建物)が

また素敵でした

 

ネオルネッサンス様式を基調としたものらしく、

中央ホールにはドーム、

館内の各所にステンドグラスや銅の飾りなどがあり、

いくつかに分かれた展示室をめぐりながら

建物を楽しむことができました

 

幼稚園や学校で来ることも多いらしく

たくさんの子供たちでにぎやかでしたが

ステンドグラスの輝きや

吹き抜けのドームの高さ

この子達の誰かの記憶のかけらに

残るんだろうなぁ・・・

  

 

2011.5.30

 


すくすく

 

この写真

見ただけで、何かわかる人

 

育ててますね

グリーンカーテン

 

都内ではJ-WAVE(FM局)で

ゴーヤの種を無料配布しているので

今年は、プチグリーンカーテンを

作ることにしました

 

種を育て始めて

かれこれ10日ほどで

こんな感じに!

 

土の中に肥料があるとはいえ

私が与えたのは

水だけ・・・

 

種の持つエネルギーを

感じます

 

生まれたての新芽は

きらきらしている 

 

 

2011.5.22 

 


assorted flowers

  

我が家のベランダ産です

 

 

染付けの金魚と

 

泳がせて・・・ 

 

 

20011.5.20 

 

 

 


秘密の花園

  

我が家の近くに

バラの開花時期のみ開放される

庭があります

 

一人のマダムが手入れされているのだけど

それはそれは、見事なのです 

 

バラのアーチをくぐりぬけると

甘い香りが

そこはかとなく漂います

 

この花かな・・・?あの花かな・・・?と

香りの発信源を探すのも

楽しいものです

 

匂いたつ、バラの風情を

いつか白磁にうつしとりたい

 

多くのポーセリンペインターが

そんな思いで5月を過ごしているような

気がします 

 

 

2011.5.16

 


マイナスイオン

 

秩父の長瀞にて

ライン下り

 

照りつける太陽は

すでに夏のようだけど

水面を吹き渡る風は

少しひんやりして

至福の時でした

 

頭がぼーっとしてきて・・・

このまま舟の上で眠りたい・・・

 

 

2011.5.9 


先入観

  

鎌倉に行ってきました

 

春の花と初夏の花の

ちょうど端境期にあたったためか

あまりお花は咲いていませんでしたが

とにかく空気が気持ちよく

ひさしぶりに鳥のさえづりにかこまれた

のどかな一日を過ごすことができました

 

北鎌倉の東慶寺で撮影した

オオバベニカシワという植物です

 

地面を覆う十二単という紫色のお花と

紅みのぬけてきた

サーモンピンクや淡いイエローの葉の

コントラストがきれいです

 

春の葉っぱを頭で思い浮かべると・・・

黄緑色の濃淡を想像してしまいます

 

だけれど、自然界には

びっくりするような配色や形体を

まとっている植物が

ひょこっと存在しているものです

 

絵を描くときに

知らず知らずのうちに

既成概念に縛られていることは

よくあります

 

もっと自由になりたいなぁ・・・

と思いました

 

 

2011.5.7

 


桜のある風景6

 

桜の季節が終わると

芝生が見えなくなるほどの人で

にぎわっていた公園も

うそのように

閑散としています

 

花達からバトンを受け取った新緑たちは

まばゆいくらいに

きらめいています

若い緑の広がる景色の中を

ゆっくりと歩いていると

遠くの森の

ほんの一角だけが

じわっと色づいています

 

淡い期待をいだきつつ

はやる心を抑えながら 

近づいていくと・・・

 

遅咲きの八重桜が

ひっそりと

最後の花をたたえていました

 

春の嵐で舞い散る花びらは

ピンク色の絨毯を

広げています

甘くて、せつないような光景が

最後の桜をいとおしむ

私の気持ちに寄り添ってくれます

 

予期せぬ出逢いは

自分だけに与えられた

秘密のプレゼントのようです

 

 

2011.4.28


桜のある風景5

 

馬事公苑では

ゴールデンウィークのホースショウにむけて

特訓中です

 

苑内は

咲き終わった葉桜と

今、まさに最盛期の八重桜で

春色グラデーションです

 

今年の桜も

これで見納めかなぁ・・・ 

 

 

2011.4.23 


桜のある風景4

 

世田谷の八重桜は

今週が見ごろです

 

 

幼稚園のころか・・・

小学校のころか・・・

卒業のシーズンやお別れ会などで

ティッシュのような薄い紙をつかって

お花の作り方を教わった記憶が

なんとなくあります 

 

細かいことは覚えていないのに 

八重桜のポテッとした姿を見ると

あの紙の桜に似てるぅ~

と思うのです

 

 

2011.4.20

 


桜のある風景3

 

自転車をぶらり走らせていると

偶然見つけたお花畑

 

桜はお花と同時に葉っぱがでているので

大島桜かなぁ・・・?

 

寄せ植えは花時計のように

桜の足元を飾っていました

 

こういった配色や

品種の選択って

とてもセンスが出るんですよねぇ

 

 

2011.4.16

 


ひそかに

  

イチョウが

芽吹いていました

 

イチョウの葉って

子供の頃から

イチョウなんだなぁ・・・

かわいい

 

2011.4.14


桜のある風景2

  

日本橋の桜です

 

細部にいたるまで

丁寧にデザインされた

レトロな装飾美が

自然の持つ美しさと調和します

 

現在のアーチ型の石橋は

明治44年に架橋され

今年は100周年にあたる年だそうです

 

 

2011.4.12


桜のある風景1

 

近くの小学校の桜が

見ごろを迎えました 

 

4月の「今月の一品」で紹介している

桜のプレートの

モデルになった桜です

 

紹介文の中で

「青磁色」とありますが・・・

こんな色です

 

花冷えの空気にも似た

澄んだクールな感じが好きで

 

無機質なコンクリートにうつる影が 

雰囲気ある借景になっています

 

この体育館の壁

どんな人が塗ったのだろう・・・

 

 

2011.4.6

 


ふつうのこと

   

お花屋さんで

チューリップを買って

花瓶にいけました

 

ただ、それだけのことだけど・・・

 

気持ちに日常をとり戻す

小さな一歩です

 

2011.4.3

 

 


桜の咲く前に

3月初旬のようす
3月初旬のようす

 

桜の開花便りを耳にする頃に

会っておきたい花があります

 

こぶしです

 

以前も、こちらに書きましたが・・・

 

わたしにとって、こぶしは春を告げる花で

特別な花です

そして今・・・、満開だぁ・・・
そして今・・・、満開だぁ・・・

樹に咲く花は

見上げると

自然と空を見ていることも

好きな理由かもしれません

  

春はお花のラッシュです

桜が満開の頃には

このお花達は終わりを告げます

 

なんとか間に合いました

 

2011.3.31

 

 


気づき

 

久しぶりに外出し、ふと、空を仰いだ

  

街路樹の桜の蕾が

いつの間にかずいぶんと大きくなっていることに気がつきました

  

3月11日のあの時から

突然につきつけられた昨日までと違う現実に

戸惑いながらも2週間を過ごしてきました

  

被災地の様子をTVの報道で知れば知るほど

胸がしめつけられる思いがします

 

また、その逆境の中で、

新たな一歩を踏み出そうとしている方々の

謙虚で力強い言葉を耳にすると

人間のたくましさを知り、たくさんの勇気をいただくことも多い毎日です

 

被害の少なかった東京に暮らす私達がぶれていてはいけないんだ・・・と

日常の生活への不安に弱腰になっている自分に

喝を入れられた気がします

 

今、私は、自分の出来ることを、一つずつやっていこうと心にきめ

暮らし始めています

 

2011.3.24

 

 


遅ればせながら・・・

 

ベランダの鉢植えのバラを

ようやく、休眠させることにしました

  

本来は、葉っぱが落ちてしまった2月くらいに

枝を思いっきり短くして

来る春に備えるのですが・・・

昨年末より、お花が次から次へと咲いてくれて

応援するつもりで肥料をあげていると

葉っぱも落ちることなく

3月を迎えてしまいました。

 

このまま春に突入しようかと迷いましたが

さすがに働きすぎで疲れているだろうなぁ・・・と思い

意を決して

折り曲げ剪定(切らずに折り曲げる)

してみました

  

残っているお花は

ガラスの器に飾っています

 

冬の間中、鮮やかなお花で楽しませてくれたことに

感謝の気持ちをこめて・・・

 

2011.3.5

 

 


春の訪れ

 

もっとも寒い時期に

静かにエネルギーを内包していた蕾たちが

この時期いっせいに開花し始めます

 

以前、山梨県北の自然豊かな土地で

暮らしていたことがあり 

冬は氷点下になることも珍しくないため

屋内での生活が続きます

 

でも、ある日、気づくのです

  

ざっくざっくと隆起していた霜柱が姿を消し

地面が少しづつ緩み始めていること・・・

空気がすこしずつ湿り気を帯びていること・・・

 

わたしは長い冬眠から目覚めた動物のように

おもわず森に駆け出します

 

まだまだ色のない森の中で

ひっそりと白い花が存在しています

 

こぶしの花です

 

鼻の先がつーんとする冷たい空気の中

その花をぼーっと眺めていると

なんだか、わくわくしてくるのです

 

さぁ、春がはじまったぞって・・・

 

2011.3.1

 

 


 

年をかさねるにつれ

月日の過ぎるのが速く感じられるのは

大人と子供では、比較する時間のものさしが違うから・・・

という話を聞いたことがあります

  

10歳の子供にとっての1年は、過ごしてきた人生の10分の1 

40歳の大人にとっての1年は、過ごしてきた人生の40分の1

 

1日、1ヶ月、1年という単位では

たしかに、あっという間に過ぎるようになってしまったけれど

何かに没頭している時の

静かな時間のながれは

幼い頃と、なんにも変わらない気がします 

 

2011.2.1