Sachic-View 

日々の出来事、出会った風景などをとおして、感じたこと、思ったことなど・・・  つづっています

 


Merry Christmas

 

 

我が家のクリスマスディスプレイ

 

 

プレートは3年前に製作したもの

 

蓋ものは今年の個展のために描いたもの

 

 

気に入ったデザインを

 

シリーズとして時間をかけて足していく

 

 

来年は、Cup&Saucerを作ってみよう!

 

 

2012.12.24

 

 

 


冬トマ

 

11月末より一気に寒くなった日本列島

我が家のトマトちゃんは

苦労の末、赤くなり始めました

 

トマトは太陽光に十分にあたらないと

赤くならないらしく

だけれど、気温が4度以下になると葉は枯れるらしく

 

直射日光にあてる時間と

部屋の中で暖かい環境で過ごさせる時間の

両方をつくってあげて

葡萄のようにふさふさとした

トマトが実りました

 

なんだか誇らしい

 

 

2012.12.16

 

 


ダニエルオストのクリスマス

 

なんという美しいクリスマスツリーでしょう!

 

今、銀座のホテル西洋では

花の建築家 ダニエル・オスト氏が創り出す

クリスマスデコレーションで

エントランスから2階まで

華やかに飾られています

 

オーナメントのひとつひとつが

まばゆいくらい輝いていて

それでいて足元によりそうキノコや

ツリーにひそむミミヅクたちが

森の神秘さをかもし出しているような

素敵な空間です

 

ホテル西洋は来年の5月末で閉館しますが

このクリスマスツリーは

ずっと忘れない気がします  


場所:ホテル西洋 銀座

      東京都中央区銀座1-11-2

期間:12/3(月)~12/25(火)

 

 

2012.12.14 

 

 


加賀赤絵展

 

九谷焼の赤絵展が開催されています。

赤絵と金彩が精密に描かれた作品の数々は

絢爛豪華で圧倒されてしまいます。

 

細字という、小さな文字を文様状に描く技法にいたるや

肉眼では読み取れぬほどのミクロの世界。

 

これぞ神業です。

 

会期:~11月26日(月)

会場:日本橋高島屋 8階ホール

 

展覧会の詳細は下記をご覧ください。

http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event/

 

 

2012.11.16

 

 


化石のバラ

 

何年か前にいただいたバラは

花びらがとてもとても薄く

開花させることが難しい

 

蕾までは成長しても

幾重にも重なった

薄い花びらを一枚ずつ広げていくことが

難しいのか

春と秋をたしても

きちんと開花するのは3つくらいだ

 

ところがこのバラ

いったん開花すると

一番美しい状態で

何日も、何日も咲き続ける

 

他のバラでは、

確実に美しい状態のピークの日があり

そのあとは

退色していったり

花びらが落ちていったり

末路をたどるものだが・・・

 

花びらがあまりにも薄いため

瞬間的にドライフラワーになるのか

まるで時間がとまっているかのようだ

 

小さくて可憐な美しい姿は

数少ないけれど

しっかりと私の記憶に刻まれていく

 

 

2012.11.14

 


季節はずれの・・・

 

ベランダのプランターにトマトの実がなっている

 

初夏から育てていたミニトマト

 

我が家はベランダが内側に入り込んでいるため

日当たり、風通しなど

良好な環境ではないので

真っ赤な状態までたどり着けるトマトは

限られていた

 

それでも夏の終わりくらいから

新たな芽がグングン伸び始めて

再度、実をつけるまでになった

 

きっとこれが、今年最後のトマトだから

どうしても収穫したくて

昼間はベランダのサンに固定して

太陽をあびさせ

夕刻以降はビニル袋で囲み

寒さ対策を行っている

 

これだけの心配りを夏場にしてあげていたら・・・と

ちょっと後悔はあるが

最後のご奉公と思って

トマトに向き合う晩秋の午後なのだ

 

 

2012.11.2

 


展示会のご案内

 

春より本格的に取り組んでいた

個展のための作品づくりも山場を越え

ようやくみなさんにお知らせすることができます。

 

個展のご案内ページを作りました。

 

『 Sachic-View 2012 』 の一つ上に

『 展示会のご案内 』 の項目を設けました。

 

ぜひご覧くださいませ。

 

 

2012.10.14 

 


台風一過

 

カシの樹の下には

まだ青いドングリが

たくさん落ちています

 

昨晩

森の中は

ドングリシャワーが降っていたに

違いない

 

 

2012.10.1


夢の中

 

観覧車、メリーゴーランド、コーヒカップ・・・ 

 

遊園地の乗り物には

 

どこか寂しさを感じる

 

その場所にずっとはいられないことを

 

知ってしまったからだろうか・・・

 

 

2012.9.21

 

 

 

 


亜熱帯

 

今年は

モクモクとした雲が

湿った風に流れる様子を

毎日のように目にした

 

歴史の世界では

遺跡の発掘や新たな文献の発見で

子供の頃に習った歴史の見解が

まったく変わるニュースは

時々耳にするけれど

 

きっと、

地理の授業で

世界地図に色分けした気候区分も

今やずいぶん変わっているのだろう

 

 

週末より

ようやく気温は下がってくるらしい

 

 

2012.9.19 

 

 


特等席

 

東京には大きな庭園や公園がいくつもある

 

平日に訪れれば

カメラのファインダーに

人が入り込む心配など無用なほど

閑散としている

 

ここ新宿御苑は

一歩外に出ると

伊勢丹や丸井など建ち並ぶ大通りで

買い物客などでにぎやかだ

 

しかし、園内は別世界

喧騒とは隔絶された

静かな時間が流れている

 

涼しい木陰でベンチに座り

森の空気を満喫していると

ここが東京であることも

忘れてしまう

 

 

2012.9.7

  

 


四季

 

9月になって

東京にも久しぶりに

まとまった雨が降りました

 

気温も2~3度低くなり

今年もちゃんと

秋は来るらしい

 

1年は12ヶ月

ひとつの季節はおよそ3ヶ月

 

当たり前のように思っていたけれど

なんとメリハリのあることか・・・

 

今月の終わりには

秋服に袖を通しているのだろうか・・・

 

その頃には

夏の暑さを忘れているのだろうか・・・

 

 

2012.9.3

 

 

 


一期一会

 

猛暑の中

炎天下、出かける気力がなかなかわかず

日が沈む頃にはじめて

外の空気を吸うような毎日を送っていたけれど

 

カレンダーをみれば8月もあと1週間あまり

Sachic Viewに屋外の写真もUPしたいし・・・

 

気合を入れて出かけてみた

 

日差しも強く、気温も高いのだけど

明らかに7月のものとは違い

夕方に近づけば

夏の終わりを感じさせる

ながーーい影が広がる

今日の景色は

やはり今日だけのものなのだ

 

 

2012.8.22

 

 

 

 

 


夏バテ予防の裏方さん

 

都心は意識的に緑を守らないと

緑が減る一方のなので

民家の敷地であっても

区の緑化計画の一環として

保存樹木としてして指定されている場合があります

 

我が家の近くにも

住宅地の真ん中に

 いきなり梅林があります

 

6月ごろ、その前を通りかかると

ちょうど熟した梅の収穫期で

梅ジャム用として無人販売されていました

 

畑に地主さんがいらっしゃったので

作り方を確認して

早速、家で作ってみました

 

市販のジャムと違って

しっかりと酸味があって

ヨーグルトにもパンにも肉料理にもあう

おいしいジャムができあがりました

 

そのジャムも本日でおわり

 

2ヶ月で

1キログラムの梅を食べたことになります

 

 

2012.8.6

 

 


真夏のくらげ

 

うだるような暑さです

 

 

サンダーソニアの花が

 

空中を泳いでいます

 

 

 

2012.7.28

 

 

 

 


クライドルフの世界展

 

スイスの絵本作家“クライドルフ”の展覧会に行ってきました

 

幼い頃から

自然の中で花や草木、昆虫をスケッチすることが大好きだったというクライドルフ

 

描かれている植物や虫たちは

ストーリーの中で擬人化されて登場しますが

どれも精密な観察力がベースにあり

色や、形状など、生き物そのもの自身の特徴を

逸脱することの無い表現は

決して子供っぽいものではなく

 

現実の影にそっと隠れているかもしれない

メルヘンの世界を

すべての人が感じられるような

すばらしい時間でした

 

会期:~7月29日(東京は7/29で終わりますが、引き続き郡山、富山、横浜と続きます)

展覧会の詳細は下記をご覧ください

  http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition  

 

 

2012.7.23

 

 


作品制作

 

朝から気温が30度を超すようになると

外出する気力が一挙になくなってしまう

 

ただし、今年は年末に個展を控えているので

机の上には手付かずの白磁たちが

描いてくれ~と、私を待っている

 

描く予定の白磁を並べておいて

ふと作品イメージがひらめいたら

スケッチブックにデザインをおとしたり

白磁に直接描いたりするので

机の上は一向に片付かない

 

白磁は自分で製作していないので

名釜の職人が生み出した白磁と

コラボさせていただいている感覚だ

 

その代わり相手(白磁)の主張はかなり強いので

自分のデザインと白磁が

しっくりおさまると

安心する

   

白磁を眺めながらイメージを決めているはずなのに

実際に白磁の上に描いていくと

なんだか似合わない・・・

と思うことも多い

 

それは、色の問題であったり

デザインの問題であったり

そもそも描き方がよろしくなかったり

色々であるけれど

 

そんな時は

一度リセットして

真っ白な白磁にもどしてあげる

 

そんな連続なので

私の作品制作は

かなり時間がかかってしまう

 

この夏はいそがしい

 

 

2012.7.16

 


ミニトマト その後

 

トマトつながりで・・・

 

その後、我が家のベランダトマトは

いくつもの実をつけるにいたりました

 

5月下旬に最初の実がついた時

1~2週間で食べれるのかと

勝手に思っていたのですが

待てど待てども赤くならず

 

ネットで調べてみると

50日くらいはかかるとのこと

 

小さな実の中で

いろんなことがおきているんだなぁ・・・と

見守る日々

  

なんとか梅雨を乗り切って

食卓に並ぶ日がきてくれると

うれしいです

 

 

2012.7.6

 

 


完熟トマト

 

おいしいトマトに出会った

 

糖度がいくらだとか

どこぞこのブランドトマトだとか

そういうことではなく

 

緑色のつぶつぶがしっかり入った

昔ながらの

味の濃いトマトだ

 

包丁を入れた瞬間

ぷーんとトマトの香りがして

 

一口ほおばると

 

子供の頃

マヨネーズをかけて

おなかいっぱい食べた味

 

入院した時に

母親がベッド脇で切ってくれたトマトの味

 

登山口の山小屋で

湧き水で冷やされたトマトをほおばったこと・・・

 

トマトにまつわる原体験が

次々によみがえる

 

物流が発達して

スーパーには

全国各地のトマトたちがならんでいる

 

でも

皮肉なことに

朝どれの完熟トマトには

かなわないのだ

 

 

2012.7.1

 

 


SCAN-TIPS EXHIBITION

 

第13回SCAN-TIPS展が開催されます。

 

伝統的なサクソンフラワーデザインと

現在の食文化にマッチした革新的なデザインを

フュルステンブルグ社製の白磁の上に

表現する企画展です。

また、新ヘッドマスター・マスターの方々の作品披露および

石井先生の新作も出展されます。

 

会期:2012年7月3日(火) 13:00~20:00

会場:Q.E.D CLUB

   東京都目黒区中目黒1-1-29

   TEL:03-3711-0006

入場料:¥1500

 

詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/news.html

 

SCAN-TIPS :

ペインター石井逸郎氏の主宰する絵付け教室で、私の学んだ教室です。 

 

 

2012.6.20 

 


小宇宙

 

ガクアジサイは日本古来のあじさいだそうです

 

まわりを取り囲むお花のようなものはガクで

いわゆるお花は中心部の小さな集まりのほうです

 

見慣れたお花も

ずーっと近寄って観察すると

宇宙に浮かぶ星たちのように見えてきます

 

 

2012.6.18

 

 


アジサイtriangle

 

旬のアジサイを見に行こうと

都内で探していたところ

文京区でアジサイの名所がいくつかあったので

小石川植物園・白山神社・六義園の三角地帯を

歩いてみた

 

これらの場所は植物園・神社・庭園と

育てられているアジサイの品種も違えば

配され方も異なり

三者三様にアジサイが彩りを添えていた 

 

アジサイは生垣や遊歩道の植え込みなど

いたるところに植えられているので

日本人にとってはとても馴染みのある植物だ

 

たいがいはまーるく剪定されているのだが

写真のように伸びたいように伸びている姿は

今では逆に珍しい気もする

 

梅雨の晴れ間の青空に

わーいわーいと手をひろげて喜んでいるようだ

 

 

2012.6.11

 

 


ぶらり 途中下車のたび

 

神奈川に所用があった帰り

急きょ、藤沢から江ノ電に乗って

極楽寺で降り

あじさいの様子をうかがってみました

 

お寺さんも閉まる時間なので

帰りは鎌倉駅までお散歩を楽しむことにしました

  

知らない通りをその時の気分で

 ぶらぶらと歩くのです

 

道案内をしてくれるのは

 江ノ電の音

 

電車の音や遮断機の音が聞こえる範囲なら

とりあえずは大きく外れてないな・・・的な

おおざっぱな感覚がここちよく

 

知らない通りを歩いていても

なんとなく気持ちがやすらぐのです

 

鎌倉に住みたいなぁ・・・

 

 

2012.6.2

 

 


ばら園の主

 

家の近くのバラのお庭には

たくさんの猫がいます

 

餌を定期的にあげている人がいるようなので

半野良です

 

わたしは、あまり動物は得意ではないのですが

 

猫にはなんとなく好かれます

 

積極的に近づかない

私の距離感がちょうど良いのか

はたまた、自分も猫だと思われているのか

猫たちは私にまったく動揺しません

 

なので私も自然体でいられるのです

 

 

2012.5.27

 

 


第一トマト発見

 

トマトに最初の実がつきました

写真より、もう少し小さいくらいで

見落とすところでした

 

全てのものにうぶげがあって

緑の真珠はとってもかわいいです

 

昨年育てたゴーヤに比べ

実がなるまでの期間が短いので

楽しみが増えそうです

 

 

2012.5.26 

 

 


野ばら

 

絵付け教室のフローラLessonでは

植物画がもとになった

野ばらを描きます

 

この季節 、類似したバラを見つけると

よーく観察しておきます

 

生きている植物には

2次元の世界では感じられない

そのもの自体の特徴が

いっぱいつまっています

 

生の植物から受ける直感的な印象も

大切に心にしまっておきます

 

今度描くときには

もっともっといきいきと描けるような気がするのです

 

 

2012.5.26

 

 


金環日食

 

東京では、

雲間から時折顔をのぞかせる金環日食となりました

 

普段はあまり意識しない昼間の月

 

太陽と月と地球が一直線に並ぶ日食の日だけは

 

多くの人々が空を見上げます

 

朝の喧騒を過ぎ、今は静かな夕刻

 

こうしている間も月は地球の周りをまわっている

 

そのこと自体がとてもすごいことのような気がしてきました

 

 

2012.5.21

 

 


ばら

 

ベランダにはバラが3鉢あります

 

だけれど、病気に強いのはそのうち1鉢だけです

 

先日、TVでバラの育種家の紹介があったのですが

美しい花を咲かせ、さらに病気に強い新品種を生み出すには

何万分の一の確率だそうです

 

偶然にも写真のバラは

そのバラ園の苗だったのですが

そういったバラ栽培に携わる方々の長年の努力が

我が家のバラにも息づいているような気がして

 

“よく頑張りましたぁ”

と思うのです

 

 

2012.5.19

 

 


Little Farm

 

全国の節電目標が発表されました

 

昨年は、遮光のためにゴーヤを育ててみましたが

我が家のベランダは

真夏のてっぺんから注ぐ太陽は

意外に差し込むことがないことがわかり

今年は緑のカーテンというよりは

収穫重視で

トマトの栽培を始めました

 

太陽大好きなトマトちゃんには

少しばかり申し訳ない環境ですが

いくつ収穫できるのか

今から楽しみです

 

 

2012.5.19

 

 


夏のかおり

 

予想外に雨の多かった東京のGW

 

快晴の日をねらって

神代植物園に心の甲羅干しに・・・

 

この公園は都心から少しだけ離れている分

森と植物園が自然な形で融合している

素敵な場所です

 

このところの雨で

水を好む植物たちは

とてもイキイキとしていました

 

夏の風が公園内を

駆け抜けます

 

 

2012.5.7  

 

 


石井逸郎の世界展 - Porcelain Painting for DESIGN SHOWER -

 

石井逸郎氏の個展が開催されます。

 

“デザインシャワー”をメインテーマに、

四季折々の植物、鳥、海の生き物が躍動感豊かに描かれた

作品が展示されます。 

 

会期 : 5/3(木)~5/12(土) 10:30~19:00

会場 : 銀座和光 本館6F 和光ホール

〒104-8105東京都中央区銀座4丁目5-11  

Tel.(03)3562-2111

 詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/news.html

 

石井逸郎:

絵付け教室スカンティップスの指導者であり、上絵付けを通して、他分野の作家との展示会や、プロのシェフによるお料理と器のコラボレーションなど、様々な提案をおこなっています(Crestips代表)

 

 

2012.5.3

 


KATAGAMI Style

 

三菱一号館美術館にて 『KATAGAMI Style 展』が開催中です。

 

日本の着物など型染めに伝統的に用いられてきた型紙の紹介と

それらの美しいデザインと高い技術が世界の美術工芸に与えた影響が

紹介されています。

 

美しい連続模様の数々は圧巻です。

 

また、館内では職人の方の繊細かつ精密な型紙の製造過程の映像を

見ることができます。 

 

日本の伝統的な美のStyleが

国境を越え、ジャポニズムとして世界に浸透していく様子が

とても興味深い展覧会です。

 

 

会期:4月6日~5月27日

展覧会の詳細は下記をご覧ください  

http://katagami.exhn.jp/ 

 

 

2012.4.29  

 


桜のある風景 4

 

満開の八重桜が迎えてくれた

 

 

桜には

そんな気持ちはないのだけど

 

これだけたくさんのお花が

咲いていると

 

歓迎されている気分になる

くっきりと地面に落とす影は

すでに初夏のもので

 

ソメイヨシノの時よりも

確実に季節が進んでいるのを感じる

 

 

2012.4.24 

  

 


四月の若葉

 

ためらうことなく天にのび

 

見ているだけですがすがしい 

 

 

 

2012.4.18

 

 

 

 


桜のある風景 3

 

馬事公苑の桜は

 ソメイヨシノよりも開花が遅く

これからが見ごろです

 

 

本日はちょうど枝垂桜が満開

 

 

桜の傘の下にはいり

カメラのファインダーをのぞくと

より鮮明な花の世界が広がります

くもり空に透ける薄紅色の花が

風になびく様を

まばたきすることも忘れ

ただただ追いかけてしまう・・・

そんな午後でした

 

 

2012.4.16

 

 

  


桜のある風景 2

 

週末と桜の満開予想が重なった東京では

桜の名所と言われる場所はどこも満員御礼で

私も例に漏れず

新宿御苑に足を運んでみました

 

新宿御苑にはいくつかの門がありますが

どこも入園するための長蛇の列ができており

最後尾にはそれを示す看板をもつ

係員の方がいるほどの混み様で

まるでディズニーランドのアトラクション待ちを

しているような気分です 

のろりのろりと門に近づく間も

まだ見ぬ桜に期待を膨らませ

友人との会話もはずみます

 

私たちの入場したのは大木戸門 

 

門をぬけると間もなく

ソメイヨシノの大木に迎えられ

頭上かなたから広がる巨大な桜のベールは

その先に広がるお庭の様子を見え隠れさせ

ベール越しにのぞくビルさえも

シンデレラ城に見えてしまうくらい

すでに桜マジックにはまってしまった私です

園内には様々な桜の品種があり

可憐な花、ゴージャスな花、妖艶な花、

和を感じる花、洋を感じる花、中国を感じる花 

それらが同時に咲いているのですから

その迫力たるやものすごくて 

ますます高揚感につつまれるのでした

 

 

2012.4.8 


桜のある風景

 

気象庁の職員かのように

毎週、桜のチェックをしていましたが

ようやく世田谷の桜も咲きそろいました

 

今日はとても寒く

自転車のハンドルをにぎる手には手袋を

コートの襟元はしっかりとしめ

桜のある場所をまわってみました

 

考えてみれば

4月というのは意外に寒く

社会人になった春

事前に買い揃えたスーツも春コートも

生地が薄くて

外回りはとてもつらかった記憶があります

 

今も、まあたらしい紺のスーツを着た

女の子たちを街で見かけると

本当は寒いんだよねぇ・・・

と思ってしまいます

 

でも

その万全ではない姿こそが

ういういしく

4月らしい感じがするのです

 

 

2012.4.7

 

 

 


春の色

 

やさいしい春の光の中で

 

サンシュユの花がゆれている

 

光の粒が舞っているようだ

 

 

2012.3.30

 

 

 

 

 


満開の梅

 

3月になっても寒い日が多いので

 

思いがけず長い間

 

梅を楽しむことができています

 

 

いつもは、後発の桜に

 

あっという間に話題を持っていかれてしまうけど

 

今年はあともう少し梅三昧です

 

 

2012.3.27

 

 

 

 

 

 

 

 


Toshiro Ishii & Nicolai Bergmann EXHIBITION

 

「器と花」をテーマに、石井逸郎氏の繊細なタッチで描かれた器を素材として、ニコライ・バーグマン氏がスタイリッシュでディティールに富んだフラワーデコレーションを施します。

 

会期:2012年4月6日(金)~4月8日(日)

会場:Nicolai Bergmann Flower & Design Flagship Store 2F

〒107-0062 東京都港区南青山5-7-2

Tel:03-5464-0716

入場料:500円

 

詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/news.html

 

石井逸郎:

絵付け教室スカンティップスの指導者であり、上絵付けを通して、他分野の作家との展示会や、プロのシェフによるお料理と器のコラボレーションなど、様々な提案をおこなっています(Crestips代表)

 

 

2012.3.21

 

 


らしさ・・・

 

知人に、冬の樹が一番好きだという人がいる

 

葉も、花も、

にぎやかだった季節のすべてがそぎ落とされ

樹そのものの姿が

あらわれているからだ

 

私はまだそこまで極めていないけれど

なるほど、幹の様子や枝ぶりには

それぞれの個性があるなぁ・・・と

つくづく感じる

花の姿はもっとも人の目をひきやすく

なんといっても華やかだ

 

だけれど

その樹らしさは

花の美しさだけではなく、

シルエットからもうかがえる

 

人も同じで

顔の細部などわからない距離でも

立ち姿、歩き姿で、

その人とわかることはよくある

 

“らしさ”は

全体からかもし出すものなのだろう

 

 

2012.3.16 

 

 


To be continued

 

ヒヤシンスはその後すくすくと育ち

特有の甘い香りとともに

お花を咲かせてくれました

 

今回は

知識の無さが幸いし

2年目のお花に

運よくお目にかかることができましたが

一般的には

花が終わり、葉も乾燥した球根は

“堀あげ”という作業をするそうです

 

いったん土から掘り出して

風通しの良い日陰で休眠させるのだそうです

 

玉ねぎも球根の一種なのだそうですが

農家さんなどで

軒先に玉ねぎがぶら下げてあったりします

 

あれはまさに発芽しないように

休眠させているのだとか

 

今年は葉が枯れたら

“堀あげ”をしてみよう

 

たっぷりと栄養をかかえた球根を

しっかりと休ませて

来年にそなえるのだ!

 

 

2012.3.10

 

 

 


蕎麦

 

うちたて茹でたての蕎麦をいただく

 

わたしの好きなこの蕎麦は

出てきた時にぴかぴか輝いている

 

色は半透明で

いただくと

蕎麦の実からできている感じがとてもする

 

また、まとっているお水にくせがないので

蕎麦の香りをひきたててくれる

   

繊細な蕎麦をいただくと

 

あぁ、日本人だなぁ・・・と思う

 

 

2012.3.5 

 

 

 


おもいこみ

 

久しぶりにお気に入りの温泉に出向く

 

東京でも何度も雪が降った今年の冬

岐阜の山間部ともなれば

積雪たるや

ものすごいことになっているだろう・・・

と期待していたのだが

行けど行けども

アスファルトはすっきりとした状態で

脇に寄せてある雪も

さほどボリュームはない

 

宿のご主人いわく

“日本海側はよく降っているようだけど、こちらはそれほどでもなかったですよ”とのこと

 

一面真っ白になった山の斜面や

露天風呂に庭木の雪がばさっと落ちる様や

色々と想像をふくらませていただけに

ちょっぴり肩透かしにあったような気分であった

 

翌日

いつもの定番コースで

山の中の滝を見に行く

  

目をあけているのがつらいほどの

白一色の静寂の景色

凍結したブルーの滝は

まさに私の想像していた冬の姿

  

なんだかホッとした

 

 

2012.3.4 

 

 

 


寄り添って・・・

 

5年ほど育てたデンドロビュウム(蘭)が

鉢からあふれんばかりに

成長したので

知り合いのお花屋さんに

株分けしていただきました

 

通常はベランダに置いているのですが

さすがに寒さで弱っているとのことで

 

あたたかくなるまでは

お部屋に入れることにしました

 

床暖房の上

日向ぼっこまでして

 

二人は

劇的な環境の変化に驚いているのかもしれないし

生まれ育った暖かな故郷を思い出しているのかもしれません

 

 

2012.2.24

 

 

 

 


目ざめ

 

昨年の今頃

購入したヒヤシンス

 

夏、秋、冬と季節は過ぎ

究極に乾燥させた球根は

一見、終わってしまったのかなぁ・・・

と不安に感じていましたが

 

1月くらいから緑の芽を

ひょっこりのぞかせ始めました

 

鉢にあたらしく土を入れ

水と栄養を与え

今年の花を咲かせてもらおうと

ただいま応援中!

 

2000年前の遺跡から発見された

ハスの実から

見事発芽、開花した大賀ハスは

有名なお話ですが・・・

 

イノチの種火はしっかり守りつつ

ただ静かに眠っている植物って

やっぱりすごいですね

 

 

2012.2.19

 

 


寒いけれど・・・ 春

 

梅が咲き始めました

 

今年の冬は寒いので

例年の1~2週間遅れのようですが

ようやく一部の枝に花をつけるようになりました

 

お花は気温だけでなく

日照時間によって開花の時期が決まるということです

 

どんなに寒くても

累積された太陽の力で

開花するのだなぁ・・・

 

「梅に鶯」 ならぬ 「梅にカラス」

なのが東京らしい

春のはじまり

 

 

2012.2.12

 

 


テーブルウェア・フェスティバル2012

 

東京ドームで開催されている

テーブルウェア・フェスティバルに

行ってきました

 

毎年、楽しみにしているのは

著名人によるテーブルセッティング

 

なかでも、黒柳徹子さんのテーブルは

真っ先に見に行きたくなります

 

今年は、ベネチアングラスで

テーブルの上やシャンデリアが飾られ

淡いピンクのカーテンで囲まれたその部屋は

まるで夢の中のようです

 

はじめてベネチアングラスを見た時

その精巧さ、上品な美しさ、

栄華を極めた誇りは

まるで貴婦人のように感じたという徹子さん

 

その時のうっとりした気持ちが

伝わってくるようなコーディネートです

  

お召し物、髪型などいつも華やかで

物語の中の住人のような方ですから

もしもこのお部屋でお茶をされていても・・・

不思議はありません 

 

 

*テーブルウェアフェスティバルは2/12(日)まで

 

 

2012.2.10

 

 


根津美術館

 

自然界のお花はまだまだ咲きそうにないので

美術館に椿を見に行ってきました 

 

根津美術館で現在公開されている

“百椿図”です

 

百余りの椿の花が

花瓶や籠だけでなく

ちりとりや羽箒など

様々なものを花器にみたて

飾られている様が描かれており

それに和歌や俳句、漢詩などの

賛辞の歌を添えています

 

江戸時代の雅な世界を

楽しめます

 

観覧後、そのまま2Fの展示室に足を運ぶと・・・

 

そこには紀元前11世紀前後の

中国の殷・周時代の青銅器が

展示されていました

 

3000年以上前の人々が

どのようないでたちで

どのような会話をし

どのようなことに関心をもっていたのか

想像もつかないけれど

 

なめらかなフォルム

細密な文様

 

そこに並べられた青銅器たちは

たしかに美しく魅力的で

人間の持つ潜在能力に

驚かされたのでした

 

 

会期:1月7日~2月12日

展覧会の詳細は下記をご覧ください

 http://www.nezu-muse.or.jp/index.html

 

 

2012.1.28 

 

 


露模様

 

連続35日間続いた

東京の乾いた空気も

このところの雨で

ずいぶん潤いを取り戻してきました

 

太陽の日差しもなく

外気はあいかわらず冷たいので

ガラス窓には水滴がびっしりと覆っています 

 

お肌も目もカラカラ注意報だったので

  

今日の結露はほほえましい 

 

 

2012.1.22

 

 


やすらぐ

 

寒い季節になると

トロッとしたポタージュが

恋しくなります

 

具材がゴロゴロと入ったシチューも

大好きだけど

ポタージュにはそれとは別の

やさしさがあります

 

シチューは “ 食べる ” 感じですが

ポタージュは “ しみる ” 感覚です

   

凝縮された様々な野菜のエキスが

細胞のひとつひとつにしみわたり

身も心もホッとさせてくれます

 

料理家の辰巳芳子さんが

“食事をいただくことにより自分に力が戻ってきた感じ”の大切さを

語っていらっしゃいました

 

自分自身に元気を与え

その手ごたえをもとに

家族につくる

 

安心感による満足感

 

家庭料理にはそんなことが大切な気がします

 

 

2012.1.19 

 

 


昼間の時間

 

日本の東西で暮らしたことのある方は

感じることだと思いますが

 

日の出・日の入りの時間は

小さな日本の中でも

かなり違います

 

ちなみに私が成人まで過ごしていた山口は

東京と30分くらいの差があります

 

一番日の短い冬至のころ

東京の日の入りは4時半をきりますが

山口では5時前に日が沈むことはありません

 

また、東京は高い建物が多く

実際の日没より

早く日が暮れる感じがします 

 

30分なんて・・・

と思われる方もいると思いますが

 

昼型の人間にとって

夜の闇は

一日のThe Endのような

気分です 

  

ただし・・・

日の入りの早い分

日の出は早いので

昼間は平等に与えられているはずですが・・・

 

そちらはあまり享受できていません 

 

与えられた太陽の恩恵を存分に感じられるのは

日の出を待てるような

おばあちゃんになってからだなぁ・・・

 

 

2012.1.12

 

 


石井逸郎カップコレクション

 

石井逸郎氏のカップコレクションが開催されます。

 

会期 : 1/13(金)~1/26(木) 10:30~19:00

会場 : 銀座和光 本館地階

〒104-8105東京都中央区銀座4丁目5-11  

Tel.(03)3562-2111

 詳細は下記HPを参照ください。

 http://www.crestips.com/news.html

 

石井逸郎:

絵付け教室スカンティップスの指導者であり、上絵付けを通して、他分野の作家との展示会や、プロのシェフによるお料理と器のコラボレーションなど、様々な提案をおこなっています(Crestips代表)

 

 

2012.1.9

 

 


寒干し日和

 

昨年末から続く、寒波で

東京では寒い日が続いています

  

とはいうものの・・・

風さえなければ

日差しの力強さを感じることもできます

冬至も過ぎ

日一日と昼の時間は長くなっていますね

 

今日は、洗うタイミングをのがしていた

麻や綿のショールを

ベランダいっぱいに

干してみました

 

冬の乾燥した冷たい空気のもと

私のショールもシャキッ!パリッ!と仕上がりました

 

 

2012.1.8

 

 

 


新年のごあいさつ

 

新しい年が動き始めました

 

このお正月は

氏神様にお参りに行った以外は

ほとんど家の中にいて

おせちを食べたり、

駅伝を見たり、

おせちを食べたり、

映画を見たり、

おせちを食べたりしていたら

三が日は終わってしまいました

 

外に出ないでいると

おのずといろんな視覚情報は

シャットアウトされるわけで

新年第1回目のSachic-Viewは

おうちでメルヘンな写真を撮ってみました

 

真ん中で輝いているのは

水晶の一種でシトリンという石です

 

父から母へ

母から私が譲り受けた石なのですが

アクセサリーの状態になっていない石で

ずっとしまいこんでいたのですが

昨年末ふと飾りはじめました

 

太陽を象徴し

外に広がる

明るいエネルギーを持っているそうで

商売繁盛の石でもあるとか・・・ 

   

今年もHPを通して

絵付けを楽しむ人との新たな出会いがありますように・・・

 

 

2012.1.5