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球体を描く

 

透明水彩のボタニカルアートをはじめて半年。

色のつけ方も山場。

描きに描きました球体。

 

1回付け〜10回付けまで

光を意識しながら陰影をつけていきます。

 

主に使用する技法はWet on Wetという方法で

描くエリアを先に筆で濡らし、

その上に色をのせていきます。

 

簡単にいえば

10回色をのせるためには

濡らす → 色をのせる → 乾かす の工程を

10回繰り返すということです。

 

使用している紙は、アルシュ紙。

こんなに高い紙がるんだぁ!と最初は驚いた高級紙ですが

濡らす、乾かすを何度となく繰り返すこの技法を実際にやってみると

きちんとした紙でないと耐えられないなぁ・・・

というのが率直な感想です。

 

紙のたるみを極力なくすために

水張り(板状のものに用紙を固定する)もします。

  

紙の湿らせ加減によって

絵の具の粒子の広がり方は異なるため

何回も練習するうちに

どんなふうに紙を濡らし、

どのように、絵の具のついた筆をおけば

思うような色付けができるか

少しづつわかってきたような気がします。

 

次回はいよいよリンゴを描くようです。

 

 

2016.5.31